江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
やらかしました。
といっても、確定申告を出し忘れたとか、そう言うのではありません。
小規模企業共済を薦めていたお客さんから、申込書を預かったのですが、
はんこが足りずに差し戻しとなってしまいました。
預かるときに確認したはずなのに。
いや、確認した気になっていただけですね。
改めてはんこを押して貰い、再提出となってしまいました。
そこで今日は、小規模企業共済を申し込むときの流れなどをまとめてみたいと思います。
(今日、路肩にいたトラックが面白かったので激写。素なのか狙ってるのかギリギリの線w)
小規模企業共済ざっくり復習
小規模企業共済とは、『自分で自分に退職金を出そう』という制度です。
◇ 月額1,000円~70,000円まで積み立てると、その積み立てが経費に出来る
◇ 受け取り時は退職所得扱いとなるため、税金が優遇される
という二つのメリットがありますので、私は最強の節税だと思っています。
加入資格がある方はマストで入るべし!と全員にオススメしています。
デメリットとしては20年以内の解約は元本割れするということですが、
これは任意解約(やっぱやーめた)の場合です。
個人事業を廃業するなど、いわゆる「退職」に当たる事由であれば、
20年未満でも大丈夫です。
申し込みまでの流れ
よし!小規模企業共済に加入しよう!となった場合は、
簡単3ステップです。
①申込書に記入する
②口座引き落としをする銀行に『口座確認依頼』をして、判子を貰う
③代理店通して中書企業基盤整備機構へ申し込む
という流れになります。
その辺の銀行でも取り扱っていると思いますので、
ふらっと行っても良いのですが、
税理士を使うことをオススメしています。
なぜなら、銀行にふらっと行って
「小規模企業共済入りたいんですけど」とやると、
もの凄く怪しまれますw
実際、私の友人がこのパターンだったのですが、
「どこで小規模企業共済をお知りになったのですか?」から始まり、
やれ身分証明書を出せとか、開業届出を持ってこいとか、
昨年の確定申告書を持ってこいとか、相当面倒くさい思いをしたようです。
税理士を使うと、この辺の面倒がありません。
なぜなら、『税理士が付いている=その辺は税理士がしっかり把握している』
となるからです。
口座確認を忘れるな!
申し込みに際して、税理士を使うことにしましたね?
であれば、税理士に一言「小規模に加入したい」と伝えれば、
申込書を取り寄せてくれますので、記入と押印を済ませましょう。
その後、直ぐに税理士に戻すのではなく、
引き落としたい口座がある銀行に行って『口座確認』をしなければなりません。
その銀行に行って「小規模企業共済に加入するから、口座確認の判子くれ」といえば通じます。
念のため、「申し込み自体は税理士を使う」と伝えておくとスムーズです。
銀行によっては全国何処の支店でもOKなところもありますが、
その口座がある支店でないとダメという銀行もありますので、
事前に確認しておきましょう。
ちなみに、私は今回コレを忘れました。
口座確認さえ終われば、後は税理士が上手いことやってくれます。
申し込み後の注意としては、
申し込んでから初回の引き落としまで3ヶ月程度かかることが多く、
初回の引き落とし時に3ヶ月分引き落とされるので、残高に気をつけましょう。
編集後記
ということで『やらかした話。小規模の申し込み手続き確認!』でした。
協同組合の方からの電話で「口座確認印がないのですが」と言われて
忘れていたことに気づきました。
如何にうろ覚えで進めたかが分かりますね。
ちゃんと読めば書いてあるんですけどね・・・
もう忘れません!