偽税理士逮捕のニュース考察

日想
Pocket

2019年11月14日(木)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は久しぶりにこのニュース見たわwということで、
『偽税理士逮捕』のニュースについて考察してみたいと思います。

偽税理士逮捕ニュースまとめ

各ニュースサイト情報をまとめます。

税理士業務を無資格で行ったとして、京都府警生活保安課と山科署は12日、
税理士法違反の疑いで、大阪府豊中市、無職の男(43)を逮捕した。

逮捕容疑は2017年2月~今年3月、税理士資格を持たないのに、
京都市の建築業男性(37)ら個人事業主の男女4人から依頼を受け、
確定申告の書類計28点を作成した疑い。

府警によると、男は過去に税理士事務所でアルバイト経験があった。
冨永容疑者は簿記2級の資格を持ち、07年以降、法人を含む顧客45人から
無資格業務の報酬として計3千万円の売り上げがあったという。

府警の説明では、相場よりも安価で請け負い、
架空の外注費を計上するなど依頼に応じて納税額を減らす不正行為もあったという。

税務署から追徴課税された顧客が、冨永容疑者に相談したところ
「僕は分かりません。これ以上力になれません」などと言われ、
その後、連絡がつかなくなったという。

男は「高額な税理士報酬を払えない顧客から頼まれ、
悪いことと知りながら引き受けてしまった」と容疑を認めているという。

考察

まず、無資格で45人の顧客がいた事にビビるわw
素晴らしい営業力をお持ちですね(棒)

簿記2級で良くやるわって感じです。
本業かバイトかはニュースからは読み取れなかったのですが、
12年で3,000万円ですから、年間250万円くらいは稼いでいた計算です。

流石に本業では無理な気がしますので、
副業で年250万円なら、結構な稼ぎですよねw

まぁ法律違反な訳ですがw

税務署から追徴課税された顧客が、冨永容疑者に相談したところ
「僕は分かりません。これ以上力になれません」などと言われ・・・

とありますので、税務調査に立ち会えなかったんでしょうね。
調査に立ち会えるのは税理士のみですので。

この文面だけ見ると、顧客は税理士だと思っているようにも見えますが、
相場よりも格安でとか、架空外注費の計上するとか、これ社長も共犯ですよ。

バレないと思っていたんでしょうね。
バレたときのことを一切考えていない杜撰な経営が透けて見えますw

ただ、お互いがもう少し握っておけばどうになかったような気もします。
架空経費とかマジで終わってます。バレないわけがないw

所詮フェイクはこんなモンですね。
過去のバイト経験で良くやったとは思いますがw

偽税理士に騙されないために

我々は『税理士証票』と『バッチ』を持っています。
そして、日本税理士会連合会にある『税理士名簿』に名前が載っていますので、
日税連に問い合わせれば実在するかは一発で分かります。

また、私のように番号を記載している税理士は信用できると思います。
フェイクには載せられませんので。

あとは、税理士報酬はケチらない方が良いということですね。
本物の税理士でも安かろう悪かろうです。

最近クソみたいな申告書を見ることが多くなってきましたw
聞くと格安税理士割合が高いです。
私の半額程度でやっているケースが多く、
そりゃ採算合わないよな・・・とか思ってますw

編集後記

ということで『偽税理士逮捕のニュース考察』でした。

その営業力を他で活かせなかったモノかw

何か綱紀観察に怒られそうですが、
私のクライアントより多いですから、見習いたいですねw