税務調査という言葉の響きにビビり過ぎ問題

税金の話
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2019年11月15日(金)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は新規の案件で松戸へ向かいました。
以前ブログに書いた父親からの紹介というやつです。

私の他に数名の税理士と面談をしたようですが、
私を選んでいただきました。
まぁ、父親の七光りですねw

やりづらいわwwとか言ってましたが、
正式にご依頼いただいたからには、本気でやります。
ただし、報酬は前の方の倍以上になりましたがw

それでも売り上げ規模からすると安いと思いますが、
昨年税務調査に来たばかりで、ほぼ是認になっており、
データ入力がかなり正確であることが分かりましたので、
そこまで負担感なく行けるのではないかと。

さて今日は、税務調査について少しまとめておきたいと思います。
先日やったセミナーでも感じたのですが、
皆さん税務調査という言葉の響きにビビり過ぎですw

税務調査の種類

ニュースでスーツを着た男女が大量に押し寄せて、
何箱もの段ボールを運んでいる姿を見たことがあると思います。
「東京地検特捜部が~」みたいなニュースです。

皆さん何故か税務調査というとコレを想像するようで、
身ぐるみ剥がされるイメージをお持ちの方が多いです。

私と同年代以上の方は『マルサの女』という映画をご存じだと思いますが、
このイメージが結構強いようですw

実際に『マルサ』が来るのは、
1億円以上の脱税をしていて、それがほぼバレている時だけです。
普通にまじめにやっている限りはあり得ません。

解説しますので、今日で恐怖とおさらばしましょうw

税務調査は大きく分けて2種類あります。
『任意調査』と『強制調査』ですね。

この内、『強制調査』が『マルサ』と思ってもらえれば良いでしょう。
繰り返しますが、よっぽどのことをしていない限りは、
マルサが来ることはありません。

巷で行われている税務調査のほとんどが『任意調査』です。

10時~16時までの時間で
調査官が1人ないしは2人でやってきます。
マルサのように大量に来ることはありませんし、
段ボールいっぱいに資料を押収されることもありませんw

何をしに来るのかというと、
提出した申告書の内容について間違いがないか確認しに来ます。
売上や仕入の計上時期や経費の内容などについて聞かれます。

これは、法人税や所得税が『申告納税方式』といって、
自分で計算して自分で納税するという方式を採用しているため、
それが正しく計算されているかを確認しに来るということですね。

日程調整は可能

任意とか言ってますが、
拒否することはできませんので、実質は強制ですw
唯一できるのが、日程調整です。

調査は大抵2日間に渡ってオフィスの応接室などで行われます。
飲食店でバックオフィスがない場合などは、
社長のご自宅でやったり、税理士の事務所でやったりもします。

税理士も立ち会いますので、調査官、社長、税理士という
3者全員のスケジュールを合わせなければなりません。

これが結構大変です。

1月下旬に調査の連絡が来て、
調査官に「本気で言ってます?これから個人の確定申告あるから無理」
と言って4月まで引っ張ったこともありますw

これは本当に極端な例ですが、
結構ライトな感じでスケジュール調整は可能です。

また、社長は当日の午前中と夕方にいてもらえれば
後は席をはずしてもOKです。
社長に聞かないと分からないもの以外は税理士が対応できますので。

編集後記

ということで『税務調査という言葉の響きにビビり過ぎ問題』でした。

マルサは余程のことがないと来ない
日程調整は可能
社長は中抜けしても良い

ということを覚えておいてください。
そんなにビビることはないです。

やましいことをしていなければですがw

やましいことがある方は、
できる限りの理論武装とそれなりの証票を準備しておきましょうw