私なりのプレゼンの作り方考察

日想
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2019年9月26日(木)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

昨日は私が役員をやっている朝会のメンバーと打ち合わせづくめの一日でした。

3人目の方は、来月早々に、
この前私がやった10分間プレゼンの順番が回ってくるのですが、
プレゼンも苦手、パワーポイントも良く分からないということなので、
お手伝いすることにしました。

私にとって全く未知の領域でお仕事をされている方なので、
非常に興味深くお話聞かせていただきました。

詳細は当日の10分プレゼンを待て!ということでお話しませんが、
説明用の動画を見せていただいたときに、
嬉しそうに説明される姿をみて、
本当にこの仕事が好きなんだなと思いました。

これは私も全力でサポートしなければ!

2時間半ほどヒアリングさせていただいたのですが、
伝えたいことが多すぎて10分では足りないので、
どう絞るかを考えていきたいと思います。

ということで今日は『プレゼンの作り方』を考察したいと思います。

私なりのプレゼンの組み立て方

私なりのプレゼンの組み立て方を紹介します。

◇ テーマを決める
◇ 落とし所(結論)を決める
◇ 何故その結論に至るかという理由を考える
◇ その理由の具体的なエピソードを入れる
◇ 具体的なエピソードに至る問題提起をする
◇ 問題提起のための現状を伝える

私が先週やったプレゼンを例に一つずつ見ていきましょう。

テーマ

税理士中村剛士だけが知っている正しい税理士の選び方使い方

落とし所

俺を選べ

何故?

若い+試験合格である
30代で独立している税理士は超貴重!

具体的なエピソード

税理士の年齢分布→平均年齢65歳
税理士の内訳→試験合格46%(残りは試験免除等)

問題提起

情報や環境をUpdateしない古い税理士に任せて安心?
税理士のなり方に疑問

これで骨子ができました。
あとは下からストーリー仕立てで話していくだけです。

実際のプレゼン

実際のプレゼンはこんな感じでした。
↓↓↓ここから↓↓↓
皆さん、税理士の平均年齢って知ってますか?
なんと、65歳なんです。

半分以上が60歳以上で、
20代30代合わせて11%いかないくらいなんですよ。

なぜこんなことになっているかというと、
税理士のなり方に問題があります。

税理士試験は『会計』と『税法』という2つのカテゴリーがあり、
全11科目のうち5科目合格で税理士登録ができます。

『会計』の2科目は必修で、
『税法』のうち法人税法と所得税法が選択必修となっています。

ちなみに私は簿記論、財務諸表論、法人税法、
消費税法、事業税を取って税理士になりました。

今、5科目とれば税理士になれると言いましたが、
実は税理士のうち5科目合格者の割合って46%なんです。

残りの54%は何なんだよ?と思ったでしょうが、
それが試験免除です。

大学院に行くと2科目免除になるというのは
ご存知の方もいるかもしれませんが、
今回問題にしたいのは大学院ではありません。

税務署の職員は23年間勤めると、
5科目免除になるって知ってましたか?
この制度のせいで、定年まで勤めた後に
税理士登録する税務署職員(国税OB)が後を絶ちません。

そのせいで冒頭の平均年齢となっています。

今まで税務署にいたくせに、定年後は税理士って
掌がかえり過ぎですねw

ということで結論です。
正しい税理士の選び方は、下記要件を満たしていることです。
①若くして独立していること
②試験合格であること
つまり、私ですねw

まぁ、それは冗談として、
①若くして独立していることとは、
自分よりも5~10歳くらい下の税理士を使いましょうということです。
自分よりも先に死ぬ可能性のある税理士は避けたほうがよいでしょう。

②試験合格であることについては、
非常に聞きづらいかもしれませんが、
雑談の中に混ぜられる魔法の質問をご紹介します。
「○○さんは、何の科目を取られたのですか?」
試験合格であれば、嬉々として語りだすでしょうw
逆に免除であれば、ごにょごにょするはずですw
↑↑↑ここまで↑↑↑

選び方だけですので半分ですが、こんな感じです。
骨子がしっかりして入れは、
あとは適当にしゃべればOKです。

トップダウンとボトムアップ

プレゼンのやり方として、トップダウンとボトムアップがあります。
どちらが優れているとかではなく、臨機応変に使い分けたいヤツです。

トップダウンとは、
「結論は○○です。何故ならば~」と
結論を頭に持ってきて、その後結論へ至る理論を組み立てる方法です。

ボトムアップとは逆に、
「これはこう、それはそうなので、結論としては○○です」と
理論を積み重ね、結論を最後に持っていく方法です。

人間、最初の一言と最後の一言が印象に残るので、
あとは好みの問題だと思います。

もっと短い時間であれば、トップダウンの方が良いとは思います。
時間切れということもあるのでw

編集後記

ということで『私なりのプレゼンの作り方考察』でした。

色々と粗もあると思いますが、
私はこんなことを考えながらプレゼンを作ります。

作った後は、実際に時間を測ってしゃべってみて微調整します。
今回も4回ほど修正しました。
いらないスライド削ったり、別のスライド作ったりです。
しゃべる順番も入れ替えたりすることもあります。

一番考えていることは、物語のように1本の流れに乗れるかです。
ストーリーがしっかりしているプレゼンは聞いていて楽しいですから。