2019年11月13日(水)
こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は朝から私が病院へ行きまして、
その後代々木→渋谷→代沢と渋谷区~世田谷区をうろうろしてました。
代沢の方は、朝会のメンバーからのご紹介で、
そのメンバーの中学の同級生という間柄の
ジュエリー作家さんでした。
今までは青色申告会でやっていたようですが、
そろそろ税理士入れた方が良いかなーという感じで、
ふわっとご紹介いただきました。
契約にならなくても、状況を見て何かアドバイスできるかな?
くらいの気持ちでお伺いしてきましたが、
そこでもちょっとヤバいヤツを見つけましたので、
シェアしておこうかとw
イメージですw
代沢での出来事
ふわっとして気持ちで行きましたが、
ついた先を見てビビりました。
The大豪邸!
世田谷区の本領発揮ですw
その本宅の隣に、今回お邪魔した作家さんの
自宅兼アトリエが建っていました。
1階がアトリエで2階を自宅としてご利用でした。
生活感がほぼなかったので、いつ完成したのか聞いてみたところ、
昨年の3月ごろとのことでした。
お父様7割ご自身3割の持ち分になっているとのことです。
新築良いですねーとか言いながら昨年の申告書を見せていただいたのですが、
ちゃんとしたファイルが2冊あります。
『所得税の確定申告書』と『贈与税申告書』です。
申告書を開けると、某税理士法人の名前が書いてあります。
あれ?青色申告会って言っなかったっけ?と思いながら
『贈与税申告書』を開けて理由が分かりました。
住宅取得資金の贈与を使っていましたので、
その絡みもあって、その税理士法人へ依頼したとのことでした。
だったら私の出番なくね?と思いましたが、
建築会社さんからの紹介だったらしく、
特にしがらみはないということでした。
その後、所得税の確定申告書を読み進めていくと、
とあることに気付きます。
1階部分の経費が一切入ってない、と。
水道光熱費が入っていないのはもちろん、
減価償却も入ってませんでした。
持ち分が3割あるので、当然減価償却の対象となるのですが、
固定資産として計上すらされていませんでした。
お前、贈与税の申告してるじゃねぇか!と
突っ込んだのは言うまでもないですねw
恐らくは、建てたときに
アトリエとして使うと言っていなかったのでしょう。
それにしても、家賃がない時点で聞かないもんですかね?
どこで作業してるんだよw
建物の減価償却について
これが法人だったら何の問題もなかったのですが、
個人なので、ちょっと厄介です。
何かというと、法人の減価償却は任意ですが、
個人の減価償却は強制だということです。
今回のようなケースでも、
昨年償却した体で申告しなければなりません。
申告し直すこともできるのですが、
労力と戻ってくる税金を勘案して、
今回はやらないことになりました。
戻ってくる金額より私への報酬の方が高くつくのでw
これも、ちゃんとやっていれば防げた項目ですので、
私も気を付けたいですね。
編集後記
ということで『自宅兼アトリエが経費になってなかった話』でした。
その他色々な話をさせていただき、
無事(?)契約となりました。
そろそろ何も考えずに個人の仕事を受けるの止めようw
2月3月大変だわ。