江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は午前中に代々木のお客さんのところへ行き、
アヤワスカというアマゾンの奥地でシャーマンが儀式で使う
日本では認められていない系のおくすりの話を聞いてきましたw
良い感じにぶっ飛んだ話が聞けましたので、
終始笑いっぱなしでした。
その後は何の予定もなかったので、事務所へ戻ったのですが、
途中乗り換えのタイミングで食事を取ることにしました。
飯田橋だったのですが、九段下との間にある
『二階堂』というラーメン屋さんに行ってきました。
初めて行きましたが、美味しいラーメンでしたので、
来月も行こうかと思いますw
(今日食べた冷やしラーメン。いりこ出汁が効いていて美味でした)
陣中見舞いのニュース見た?
さて今日は、このニュースに触れざるを得ないですね。
国税OBの税理士から現金計12万円を受け取ったとして、東京国税局は25日、幹部職員4人を戒告の懲戒処分にし、発表した。他に2人も同じOBから計約1万2千円分の飲食接待を受けたとして厳重注意とした。6人は現在、国税庁と東京・大阪・名古屋の各国税局の課長級以上という。
発表によると、4人は東京国税局管内の税務署で署長や副署長、総務課長の立場にあった2014年2月~17年2月、来署したOBから「確定申告の陣中見舞い」として、1回あたり現金2万~3万円を受け取った。現金は菓子購入や懇親会などに使ったという。
OBはこの署で副署長を務め、都内の署長を最後に12年に退職。「確定申告が繁忙期で大変だと知っていたので、少しでも助けになればと渡した」と説明しているという。16年と17年に3万円ずつ受け取った当時の総務課長は、かつてOBと上下関係だった。
また、厳重注意を受けた2人は、国税局課長だった昨年3月と10月、このOBと居酒屋に2次会に行き、それぞれ1回あたり約3千円の飲食費を負担してもらったという。
いずれも、OBに便宜を図る行為などは確認されなかったとしている。会見した東京国税局の中山隆介総務部長は「庁舎内でOBから現金を受領したのは言語道断」と話し、陳謝した。
朝日新聞の記事より抜粋
ネットでは、かなり叩かれていますねw
少額とは言え、立派な『贈収賄事件』だ!とか
何で厳重注意程度ですませている!実名報道しろ!とか
税金を持って行くときは容赦ないくせに、身内に甘すぎる!とか
散々な言われようですw
無理もないとは思いますが、
皆さん本当に税務署嫌いですねw
感想
今回の件は、個人的にはOBが税理士でなければ
そんなに怒ることでもないかと思います。
でも、税理士じゃなければやらなかった行為でしょう。
便宜を図った形跡はないと言っていますが、
実際に便宜を図っていなくても、
思考にバイアスがかかりますので、OUTです。
むしろ、OBのクライアントに集中的に調査に行くくらいしないと、
帳尻が合いませんね。
「確定申告が繁忙期で大変だと知っていたので、少しでも助けになればと渡した」
とか言ってますが、私も確定申告時期に3万円くれる先輩欲しいわ!
国税OBという看板は効くのか?
どうですかね?昔は結構効いたみたいですよ。
私の友人が、元国税庁長官だったという税理士さんの事務所にいたのですが、
本当に調査がなくなったと言ってましたからね。
何処まで本当かどうかは知りませんが。
私も知り合いに数人国税OBの方いらっしゃますが、
『専門分野』の違い程度しか感じません。
例えば、私は中小企業の税務が得意です。
巷には相続専門の税理士なんかもいます。
それと同じで『税務調査のノウハウが凄い』というだけです。
「調査官のこの質問はこういう意図がある」ということが分かっているので、
それに対して的確に回答できるとか、
上手いことごまかすスキルが高いとか。
何を重視して税理士を選ぶかは色々あると思いますので、
好きで良いと思いますが、
『調査が来なくなる』ということを期待して
国税OBを選ぶのは危険だということだけお伝えしておきます。
編集後記
ということで『国税OBの陣中見舞いのニュースを見た感想など』でした。
氷山の一角でしょうねw
こんな事があるので、国税OBが税理士になれるとかいう
謎制度は止めるべきと思っています。
会計士が登録できるのもですね。
税金の勉強の深さが違いますので、
是非若手の税理士を使いましょう。